週刊雑話第171号 「自作パソコン痛恨記(3)」その1 (平成15年8月29日)

■電源オン。パソコン内のファンが「ウー」とうなりをあげた。前面の電源ランプとHDDランプが赤緑に光る。出た、出た、出てきたで。モニターに左のような画面が浮かんできた。マザーボードメーカーの「ASUS・P4P800」のロゴが光っている。成功だ。間違いなく自作に成功したんだ。感動的な瞬間だ。
■「American Megatrends」って何や。これがいわゆる「Bios」ちゅうやつか。「1024MB」「Pri Master」「Sec Master」などの文字が見える。以後粛々と自動的に画面が進んでくれることを心より願う。
■しばらくして左のような画面が出てきてストップ。「なんやねん」と目を凝らして英文を読む。「Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key」やって。とにかく何でもええからキーボードを押せばいいのだけは理解できたので押したら、また同じ英文が。「こらいかん」と早速B氏に電話。自作作業が始まってからこれで5、6回目の電話だ。
■B氏のアドバイスにより、ウインドウズXPのCD−ROMをDVDドライブに挿入してクリック。OSのセットアップが始まった。領域のサイズやフォーマットの形式を指定して、120GBの大容量ハードディスクのフォーマットが始まった。かなり時間が経過してもまだまだ終了しない。その間、我が阪神が快勝して、いつものように栄養ドリンクを飲みながら星野監督のインタビューが始まった。1時間ぐらい経過してフォーマットが終了。
■再起動後、ウインドウズの設定が自動的に行われる。その後、なんじゃかんじゃして目出度くインストールが完了。見事にXPのデスクトップが表示された。おいおいおい、やったやないか。成功したで。「案外簡単やったなあ」というのが正直な感想だったが、B氏がおらんかったらこうもスムーズにはいってなかっただろう。改めて玄人B氏に感謝するのである。
■その後、拡張カードをPCIスロットに取り付ける。事前に読んだ自作雑誌で、TVチューナーボードはグラフィックカードから一番離れたところに取り付けた方がいいとあったので、5カ所並んだうちの一番下に取り付ける。これだけではテレビ鑑賞はできない。日本アンテナテレビ接続ケーブル・BS/CSデジタル放送対応・5メートルを2本購入して3560円。330円の中継接栓と合わせて3890円をかけて、自宅アンテナ栓と結ぶ。
■いわゆるモデム。生協とASAHIネットでいまだにダイヤルアップしているので必須のパーツだ。自分のホームページのトップが生協のアドレスやし、いまさらみんなが知っているメールアドレスをかえるのもややこしいし。ASAHIネットはホームページ容量の大きさに惹かれて加入している。ADSLのためにOCNにも入っているので、3つのプロバイダーと付き合っているということ。ええかげん整理せねばと思いつつここまできた。
■まあ、なんでもええわ。とにかく自作パソコンはウマいこといっている。その後、ドライバやウィルスバスターなどのソフトをインストールしたり、プロバイダーの設定をしたりで忙しかったが、何のトラブルもなく思った以上に超サクサクと自作機は動いている。明日は所定の位置に正式に移動して家族も使えるようにせねば。あこがれのワイヤレスキーボード&マウスの設定もしよう。このとき自分は自作し終えた充実感に包まれていたが、その後半日もせんうちに急転直下、奈落の底につき落とされるとは想像だにしていなかった。
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